動作 表情 振動で音楽を感じる



対人地雷除去機の製作もいよいよ大詰め
今月末出荷し3月にはカンボジアに搬入されるようです
現在は師一人と私のコンビで製作しています
その師と今日、師の息子について話していました
それは息子が最近雑誌に取り上げられたことから話しは始まりました
息子はデフ・パペットシアター・ひとみという、ろう者(聴覚障害者)と聴者(健聴者)が共同で作る
人形劇の専門グループの代表をしています
活動開始は1981年、私の生まれた年です
過去作品では、全く言葉を使わない”無言劇”、手話やスライド、プラカードを駆使しセリフを表現したもの、パントマイム、お神楽、日本舞踊を組み入れたもの、様々な手法で舞台を作っているそうです
息子が新作「はこ/BOXES」のインタビューの中、主人公がオルゴールを聞くシーンの演出についてこう述べていました
「一家は皆、耳が聞こえないので僕らにとって音のない暮らしが普通ですから、オルゴールの音がどんなものなのか全く分かりません、でもその箱の中から何かが飛び出して主人公がとても心を打たれるという心情を理解することはできます」

彼も師もとても音楽が好きなようで
「息子は車で爆音でヘビメタをかけるんだよ」と言ってました
音は一音も聞こえないんだけどこの振動が気持ちいい!!と。
そして、「今度KAGEIのLIVE呼んでね」と言ってくれました

デフ・パペットシアター・ひとみの北海道公演はまだ先のようですが次回行こうと思ってます
打ち上げでは色んな話しが聞けそうだし。
ちなみに今後の公演予定はこんな感じです

3/01 カンボジア/プノンペン(海外公演) プノンペンカルチャーセンター
3/29 京都市上京区 同志社大学寒梅館ハーディーホール
4/29 神奈川県茅ヶ崎市 茅ヶ崎市民文化会館

あとここで少し公演の模様が見れます