石狩浜
日が沈んでもあたたく穏やかな波打ち際
風はめずらしく息をひそめていた
軋む舟の上
長い年月をかけて自然の重力で
強固に結束された木戸の蝶番から聞こえる
軋む音は帰心を帯びて今帰らんとす
荒波の中の舟のよう
波の音が聞こえる
石狩の波打ち際の音が
聴こえる
強風に煽られ砂浜を転がってすっ飛んでいく
ウミヘビのような水の泡の旋律が
帰心を帯びて今帰らんとす
荒波の中 舟を漕ぐ
時間差
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