soundcooking





札幌を拠点としたアンビエント&音響レーベル「43d」による
サウンドワークショップ「Sound Cooking」が2日間に渡り開催され参加してきた

土地の音に耳を澄ませ、感受し、採取した音を
新たな音の世界として再構築するワークショップでは
札幌発のサウンドクリエーションを担う3人のクリエーターを講師に迎え
市内でフィールドレコーディングを行い土地の音を素材とした音楽製作を
料理の作法に重ね合わせながら行っていく。という内容

参加した人達はフィールドレコーディング初心者、音楽を作ったことがない人や
録音のプロフェッショナル、サウンドアーティストなど様々でした
おれはフィールドレコーディングと音構築は何年も前から初めていることだけれど
大黒氏が製作したソフトウェアや団体で採取に行ったこと、
行ったことのない街で採取したことなど、初心に戻り
楽しめることができ、新鮮なワクワクを感じました

講師・モデレーターの高橋クニユキさん、ことぶき光さん、大黒淳一さん、
須之内元洋さんとも音楽に対する熱い思い、音楽とメディアについて、
音楽をアウトプットすることについて、音楽と環境など
色んなことを語り合えたこともいい収穫だった
参加した皆さんのサウンドもすごく面白く、クオリティも高く
人がそれぞれに感じる環境の受け取り方など色々勉強になりました

そもそもフィールドレコーディングというのは風景写真と同じで記録するものであり
今現在の価値というよりも何十年後かに今録っている音の価値が
でてくるものだと思います
10年経てば新しい音の出現や失われていく音もあり
自分が焦点をあてる音にも変化がでてきたり色んな面白さがある
子供に何年前のここはこんな音がなってたんだよと
写真の他に音風景として伝えられる良さがある
音の情景、作風をイメージする前に、目を閉じて気を沈め耳を澄まして音を聞く
音楽を作る人にとっても大事なことです
そしてフィールドレコーディングした音風景をそのまま残す他に
音楽として構築していくという面白さがあり
これは制作者の意図がはっきりでて、まずどこに集中し何を録ってきたかということ
そこにどう惹かれ、どう感じ、どう伝えたいかという点において
明確でストーリーがある
これを世界中の環境音を楽器として使っていったらどうなるか
考えただけでもワックワクするの〜!!